浅羽鳥 朝顔
あさは-どり[浅羽鳥]
ホトトギスの異称。
広辞苑 第四版 より
ホトトギスほど異称のイメージの強い鳥もあるまい。
Wikipediaにはホトトギスのページに別名の項が設けられ、列挙されていた。
因みに、そこに「あさはどり」は載っていなかった。どれほどだ、ホトトギス。
あさ-がお‥ガホ[朝顔]
①、② (略)
③キキョウの古名。<新撰字鏡七>
④ムクゲの別称。<名義抄>
⑤ヒルガオの別称。
⑥カゲロウ(蜉蝣)の古名。
⑦、⑧ (略)
広辞苑 第四版 より
世間一般のイメージするであろうアサガオは②の意に載っていた。
ムクゲは槿花一日という語に、カゲロウは蜉蝣の命という語にイメージされるように、
朝には栄えても夕べには潰えてしまうものと思い浮かべられる。
こうしたように、「想像の範疇のみ」でつなげられる言葉も、あるにはあるのだ。
「あさはどり」と、「あさがお」、
2者を挙げて比べてみたのだが、
さて、いかがだっただろうか。
姓氏の一
あいかわ[鮎川]
姓氏の一。
ー-よしすけ[鮎川義介]
実業家。山口県生れ。東大卒。~(略)~(一八八〇 一九六七)
広辞苑 第四版 より
日本の人物の名字は、まず簡潔に「姓氏の一。」と書かれ、
次いで著名な人物が並んで記載される。
多ければ古今東西にわたってずらり並ぶ。
文人、官人、武人に芸術家などなど。
これを見れば誰でも気になるのが、自分の姓は載っているか、である。
私はと言えば・・・無かった。
しかし、第七版には誰か載っていた気がする。実にうろ覚え。
第四版にも、分岐する前の姓の著名人なら載っていた。(ひらがな一文字違い)
謎のワードの話題だけではなく、
こんなお話も交えてみます。
追記:同日中
あさの[浅野]
清和源氏。頼光の子孫が美濃国土岐郡浅野に住して氏とした。のち尾張に住し、長勝、長政は織田・豊臣氏に臣事。長晟(ながあきら)の代から安芸広島藩主。赤穂浅野家はその分家。
ー-そういちろう ~略
ありました、清和源氏パターン。今日中に見つけられて良かったです。
新たなパターンを見つけ次第、追記予定
あさぎみず
あさぎ-みず‥ミヅ
(東北地方で)暖流。黒潮(くろしお)。
広辞苑 第四版 より
実に簡素な説明だ。方言の説明は得てしてこうなのだ。
私は自身の知識欲を満たさんが為に、ひたすらに辞書を読んでは書き、読んでは書き、
を繰り返しているが、中途半端に得てしまった知識はむず痒さをも生む。
「あさぎ」が東北地方で、なにか特別の意味を持つ?
東北の地名を調べれば何かわかる?
アイヌ語との関連性は?
そも、この語の生まれた時代とは一体???
ググるだけでは限界を感じ、むず痒さを引っ提げたままに、また、
次へと進むのである。
さて、あなたの心に「あさぎみず」は何を齎すでしょうか。
お知りの方であれば、情報戴けると何よりではあるのですが・・・
本ブログはそうした道しるべとなると、良いのかもしれません。
やってることは、いかがでしたか系に近いですし・・・
ブログの方針も定めてゆかねばなりませんね。
と、言う。と、言う。
あさ-かぜ[朝風]
①朝吹く風。~
②[動]ハヤブサの異称。
広辞苑 第四版 より
第四版である。第七版は困窮時に売ってしまって手元には無い。
¥1,000はしてくれたと記憶する。
さて、朝風がハヤブサを指すという話題であるが、
これ以上でも以下でも無い。
このような異称がある、という事で興味をそそられるものの、
それ以上の情報は無く、ただ記憶にとどめるに終わる、ということがよくある。
どのような際によくあるかと言えば、「辞書を読む際」によくある。
「辞書を読む際」がよくある事かと、我ながら疑問なのであるが、
少なくとも私にとってはよくある。
そんな私にとっての「よくある」を「ただただ」連ねるのが、
本ブログの趣旨である。
需要はまず置いておく。
書きたいと思ったのが今日の昼である。そして書いた。
これは私の備忘録も兼ねる。Xに書いていても何だか虚しかった。
さて、本記事のおわりにサッと書いておくと、
「あさかぜ」と「はやぶさ」は、同時期にブルートレインとして活躍していた列車の名前だと言う。ググった。
列車の知識はからっきしなので深くは書かずにおくが、なにかの繋がりを以て名付けられたのでは、と思いを馳せられる。
広辞苑第八版が出たら買い換えたい。
それまでは、第四版よ、よろしく。